北限のゆず研究会
陸前高田市を含めた、気仙地方は、「ゆず」の北限の産地とされています。
「北限のゆず」をブランド化する「北限のゆず研究会」が陸前高田市に発足し、復興のシンボルとして、「ゆず」の加工を地元で行い訴求力の高い商品を開発していくことになり、南部美人では、研究会発足当初から参加しています。
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南部美人では、「ゆず酒」の生産のみならず、加工商品開発へ積極的に参加し、「ゆず」の消費拡大を進める事で、沿岸地域や近隣市町で「ゆず」栽培を展開させ、農業振興を加速させたいと考えています。
将来は、岩手県が陸前高田市で計画している復興パークを、ゆず狩りができて、ゆずを使ったお菓子やお酒を楽しみながら、東日本大震災や陸前高田の未来について語られる名所にしたいと考えています。

北限のゆず研究会の取り組み
南部美人は「北限のゆず研究会」の一員として、2012年より陸前高田市で行われるゆず狩りに参加しています。毎年11月から12月初めにかけて、ボランティアの方々と陸前高田市内の各地をまわり、収穫を行ないます。2015年は5回のゆず狩りを開催し、約140名が参加があったほか、大船渡東高校の生徒30名も収穫体験として参加しました。
陸前高田市の各地で収穫された北限ゆずを原料として開発された商品は、お酒・スイーツ・調味料・化粧品など多岐に渡ります。2015年12月にはJR上野駅構内にて物産展『三陸のものマルシェ』では、1,695点の商品を販売しました。
その他、大船渡各地への苗木導入や、ゆず栽培の先進地視察を行ない、ゆず生産量の拡大にも力を入れています。
デザイナー 竹村 育貴氏
1981年生まれ。秋田県出身。岩手県盛岡市在住。イラストレーター・デザイナー。 詳細はこちら
【デザイナーズコメント】
市販のハンドクリームのデザインには、写真やリアルなイラストを活用するものが多いのですが、ゆずを敢えてシンボルマーク化させ。パッケージに配置をしました。
「白色」や「銀色」を使った市販品が多い中、パッケージの色に三陸の海をイメージしたエメラルドグリーンを使い、オリジナル感を強調しています。ゆず特有の爽やかさを表現するため、ゆずのイエローとエメラルドグリーンのコントラストを意識しました。
黄色の三本ラインは三陸の「3」を意識しており、商品デザインの中でアイキャッチになることを意図しています。全体的に強いデザインになっていますが、ハンドクリームのキメの細かさなどを『yuzu』の筆記体で表現し、柔らかな雰囲気を添えました。